アツミ電氣株式会社

ping:IPアドレスの使用状況を確認する場合

IPアドレスの使用状況を確認する場合pingコマンドを使用します。

pingコマンドとは

TCP/IPにおける基本的なプログラムで、 ネットワークが接続できているか、
相手が通信できる状態であるかを確認できるツールになります。

どんな時に使用するのか

機器を設置するにあたり現在使用されていない IP アドレスを探すとき、
設置した機器が正しくネットワークに接続されているかを確認するときに使います。

1.コマンドプロンプトを開く

開き方には2種類あります。どちらでも構いません。

スタートメニューから開く

コマンドプロンプトはスタートメニューから開くことができます。
スタートメニューの検索で「cmd.exe」を入力

  • 1.コマンドプロンプトを開く
  • 1.コマンドプロンプトを開く

スタートメニューから開く

すべてのプログラムの中から「アクセサリ」を選択し、コマンドプロンプトを開きます。

  • 1.コマンドプロンプトを開く

2.pingコマンドでIPアドレスの使用状況を確認します。

コマンドの使い方

「ping」の後ろにスペースを 1 つ入れ、引き続き調べたい IP アドレスを入力し、最後に「Enter」キーを押してコマンドを実行します。
このコマンドは調べたい IP アドレスからの応答の有り無しと、その応答時間等を表示します。

コマンド例

例)"192.168.1.10"にpingを送信する
C:\>ping 192.168.1.10

成功例

調べた IP アドレスの機器が存在する

コマンドを実行した結果、
「xxx.xxx.xxx.xxx からの応答:バイト数 =32 時間 xxms TTL=xxx」と表示されたときは、調べた IP アドレスを持つ機器が存在します。
失敗例

調べた IP アドレスの機器が存在しない

コマンドを実行した結果、
「xxx.xxx.xxx.xxxからの応答:宛先ホストに到達できません。」と表示されたときは、調べたIPアドレスを持つ機器が存在しません。

調べた IP アドレスの機器が存在しない

コマンドを実行した結果、
「要求がタイムアウトしました。」と表示されたときは、
調べた IP アドレスを持つ機器が存在しません。

tracert:レコーダがつながっているネットワーク環境が2重ルーターになっていないかを確認する場合

ネットワーク環境が2重ルーターになっているかどうかを確認する場合tracertコマンドを使用します。

どんな時に使用するのか

機器を接続しようとしているネットワークが2重ルーターでインターネットに接続していないこと確認するとき、
ポート解放を行ったが外部からの接続できず、2 重ルータが疑われるときに使います。

1.コマンドプロンプトを開く

開き方には2種類あります。どちらでも構いません。

スタートメニューから開く

コマンドプロンプトはスタートメニューから開くことができます。
スタートメニューの検索で「cmd.exe」を入力

  • 1.コマンドプロンプトを開く
  • 1.コマンドプロンプトを開く

スタートメニューから開く

すべてのプログラムの中から「アクセサリ」を選択し、コマンドプロンプトを開きます。

  • 1.コマンドプロンプトを開く

2.tracertコマンドでネットワークの経路を確認します。

コマンドの使い方

「tracert」の後ろにスペースを 1 つ入れ、引き続きターゲットとするホスト名(実在するドメイン名)を入力、最後に「Enter」キーを押してコマンドを実行します。
このコマンドは自端末からターゲットホストまでのルーターを、自端末に近い順番で表示します。

コマンド例

例)"www.atsumi.co.jp"にtracertコマンドで経路を確認します。
C:\Users\Atsumi>tracert atsumi.co.jp

実行結果①

2重ルーターではない

1段目がプライベートIPアドレス、2段目がグローバル IPアドレスの場合は 2重ルーターではありません。
実行結果②

2重ルーター

1段目がプライベートIPアドレス、2段目もプライベートIP アドレスの場合は2重ルーターです。
補足:グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの見分け方

IP アドレスが以下の範囲に含まれている場合、そのアドレスはプライベート IP アドレスです。プライベートアドレス以外はグローバル IP アドレスです。

プライベート IP アドレスの範囲
10.0.0.0~10.255.255.255
172.16.0.0~172.31.255.255
192.168.0.0~192.168.255.255

ipconfig:現場のパソコン&ネットワークの環境を確認する場合

どんな時に使用するのか

機機器を接続するネットワークの情報を調べるときに使います。

1.コマンドプロンプトを開く

開き方には2種類あります。どちらでも構いません。

スタートメニューから開く

コマンドプロンプトはスタートメニューから開くことができます。
スタートメニューの検索で「cmd.exe」を入力

  • 1.コマンドプロンプトを開く
  • 1.コマンドプロンプトを開く

スタートメニューから開く

すべてのプログラムの中から「アクセサリ」を選択し、コマンドプロンプトを開きます。

  • 1.コマンドプロンプトを開く

2.ipconfig /allコマンドネットワークの詳細を確認します。

コマンドの使い方

「ipconfig」の後ろにスペースを 1 つ入れ、引き続きオプション「/all」を入力、最後に「Enter」キーを押してコマンドを実行します。
このコマンドは自分のネットワーク環境を一覧表示します。

コマンド例

例)ipconfig /all コマンドで経路を確認します。
C:\Users\Atsumi>ipconfig /all

実行結果
① DHCP 有効 TIP アドレスを自動取得しているときは「はい」、手動設定しているときは「いいえ」
② IPv4 アドレス 自端末の IP アドレス
③ サブネット マスク 参加しているネットワークのサブネットマスク
④ デフォルト ゲートウェイ 参加しているネットワークのデフォルトゲートウェイ
⑤ DNS サーバー 参加しているネットワークの DNS サーバー
上段がプライマリ、下段がセカンダリ

nslookup:レコーダのドメイン名がDNSサーバーに登録してあるのか確認する場合

どんな時に使用するのか

DNS のドメイン取得が正しくできていることを確認するとき

1.コマンドプロンプトを開く

開き方には2種類あります。どちらでも構いません。

スタートメニューから開く

コマンドプロンプトはスタートメニューから開くことができます。
スタートメニューの検索で「cmd.exe」を入力

  • 1.コマンドプロンプトを開く
  • 1.コマンドプロンプトを開く

スタートメニューから開く

すべてのプログラムの中から「アクセサリ」を選択し、コマンドプロンプトを開きます。

  • 1.コマンドプロンプトを開く

2.nslookupコマンドでドメイン名がDNSサーバーに登録されているかを確認します。

コマンドの使い方

「nslookup」の後ろにスペースを 1 つ入れ、引き続きグローバル IP アドレスを調べたいドメイン名を入力、最後に「Enter」キーを押してコマンドを実行します。
このコマンドはドメイン名とグローバル IP アドレスの相互変換を行います。
ただし、DDNS ドメインの場合はグローバル IP アドレスからドメイン名の取得はできません。

コマンド例

例)“www.atsumi.co.jp”にnslookupコマンドでDNSサーバーに登録されているか確認します。
C:\Users\Atsumi>nslookup www.atsumi.co.jp

成功例

ドメイン名からグローバル IP 取得成功

コマンドを実行した結果、ターゲットホスト名に対応した IP アドレスが表示されたとき、ホスト名が DNS 上に存在します。
失敗例

ドメイン名からグローバル IP 取得失敗

コマンドを実行した結果、「*** xxxxxxxxxx が xxxxxxxxxx を見つけられません: Non-existent domain」と表示されたとき、ホスト名が DNS 上に存在しません。

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